大きなネコ(?)を拾いました。

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ニュージーランドに留学していた時、語学学校が終わったあとに補習授業を受けてました。
エージェントが開催してた特別クラスで、内容は《英語で日記を書く》こと。

受講生は、私を含む3名。

ある日、私と同じ名前の子が書いてきた高校時代の思い出は、

『友達と2人で知らないおじさんの車に乗った』

こと。

元々、《酔っ払ってバスで寝てしまい、危うく降りるバス停通り過ぎるとこだった》なんて、日常的に危なっかしい内容の日記が多かった子ではありました。
が、あまりの衝撃的な告白に、もう1人の受講生とエージェントスタッフさんとで、よく無事で生きてるね!!と騒いだ覚えがあります。

テレビで見聞きするだけだった“ヒッチハイク”という言葉を、リアルに実感したのは、後にも先にも、この時だけでした。

ヒッチハイクのお二人と

自撮り慣れてなさすぎて写ってませんが💧
東京から大阪を目指していた、ブライアンとくりちゃんです。

人生2度目の身近なヒッチハイクは、ヒッチハイカーさんを乗せたこと、に、なりました。

大阪に引っ越してきてから、何度も何度も名古屋と往復する中で、2・3度遭遇したことはあったんです。
でも、いつも逆方面。

お茶くらい差し入れたことはあったものの、実際に乗せれるチャンスが巡ってくるとは思いもよらず。

新幹線がダメなら青春18きっぷ、あるいは鈍行使う。
安く移動する手段だって、あると思うんです。

今どき、選ばなかったらいくらでも雇用がある時代。
お金がない、だけでは、ヒッチハイクの理由にならないと思ってるんです。

だから、聞いてみたかった。

「なんでヒッチハイク?」

写真真ん中のブライアンは、ミュージシャン目指して上京したもののバイトざんまい。
GWも休みなく働いていたら、勤務先から突如連休を言い渡され、いっちょ生活費稼いでやるか!と大阪で路上ライブをやるつもり。

右のくりちゃんは、お友達の結婚式に出席するため。
普通に会社員なので、お金に困っているわけではないんです。
過去にしたヒッチハイクで、人と喋りながら移動するの楽しい‼ってなって、今回もそうしたんだとか。

ちなみにお二人は出発地の東京で偶然ばったり会っただけで、友達でもなんでもなかったんだって。
もうこれだけで、私が一度聞いてみたかった「なんでヒッチハイクしてるの?」の答えに、ドラマが詰まってる(笑)

当然、私も「大道芸人です」と名乗ったからには、2人も興味津々。
こっちの人生もかいつまんで話したら、

『テレビドラマより面白い! だって、リアルじゃん!!』

と興奮気味でした。ありがたい😆

それぞれの気づき

彼らを拾ったのは道の駅・針テラスでしたが、そこにたどり着くまでの話もなかなか面白かった。

そもそも2年前にカード占い始めたきっかけは《その人の人生が聞きたい!》だったんです。
占いの種類にもよると思いますが、オラクルカードは悩み相談みたいな感じでやってたので、結構深い話が聞けてました。

最近は全然やれてなかったけど、占いじゃなくても面白い話は聞けるんですね(当たり前か)。

くりちゃんの場合

くりちゃんは子どもの頃からゲームが大好きで、デザイナーを目指し、高校でデザインの基礎を学んだ。
専門学校へ進学したけど、全くの初心者に向けた0からのスタートのカリキュラムで、知ってることばかり。

結局家で作業してた方がはかどるから、と学校へは出席日数のためだけに行ってたんだとか。

でも、高校でしっかり基礎をやってきたから先生からの評価は高かったようで、いかにベースが大切かということを改めて気づかされました。

彼にとってはちょっと辛い2年間だったようですが、今の就職先への道筋にはなったわけだし、決して無駄ではなかったと思うんです。

今は今で仕事の悩みもあるみたいでしたが、悩んで乗り越えて成長していくんですよね。

ブライアンの場合

人前で表現をする、という点が大道芸人と共通するので、私の話をしすぎてなんでミュージシャン目指してるのか、というのを聞きそびれてしまったんですが💦

大阪にも名古屋にも、パフォーマーライセンスがある話を知らなかったみたいなんです。

帰ってから旦那さんに聞いた話では、彼の住んでる東京に至っては、大小様々なものが存在するらしい。
ていうか、ヘブンアーティストにミュージシャンも含まれてるって、初めて知った(笑)
やっぱり、向こうの方がチャンスは多いんじゃないかな。

自分が始めたばっかりの、右も左も知らなかった頃を思い出しました。

知らないから、がむしゃらに挑戦できてた気がします。
知らないから、今より強気だった気がします。

ここ数日、ずっと考えてたんです。

引っ越してすぐはまだ、名古屋での仕事がたくさんあったから、その調子でいけるって信じてた。
けど、どんどんご依頼が減っていく中で、大阪へ移った時点で再スタートするべきだったんじゃないか、って。

あれこれ言い訳して、変なプライドが邪魔して、何もしてない自分を恥じた。

私もブライアンと同じ立場になったつもりで、あちこちから引っ張りだこなバルーンパフォーマーになれるように頑張ろう。

2人とは2度と会うこともないかもしれないけど、この2時間でそれぞれの心を動かす何かがあれば、意味のある出会いだったと思います。
少なくとも、私の中にはそれがありました。

ヒッチハイカーさんを乗せるって正直怖かったけど、やっぱり、リスクを取ってみてよかったです。

いつか見たTEDトーク《運を良くするための少しのリスク》を思い出しました。

このスピーカーのティナ・シーリグ先生は、飛行機で隣の人に話しかけるという小さなリスクを取って、世界中で100万部以上売れた本を出版した方です。
参考までに。